チームのためのプライベートAI

オフィスに置いた1台で、チームのプライベートAIを動かせます。同時に使う人数ごとに必要なメモリとマシン、レンタルの料金を示し、構成案の依頼を受け付けます。

更新日 · 4分で読めます · 推定値はその旨を明記しています

結論

オフィスに置いた1台のマシンで、チーム全員が使えるプライベートなAIアシスタントを動かせます。入力した内容もファイルも、社外に出ません。同時に10人までなら、Qwen3.8 27BはGPUが32GB使えるマシンで快適に動きます。

一度に1人が使う
24GBのマシン RTX 4090搭載PC、RTX 3090搭載PC(中古)、Olares One。
同時に10人まで使う
32GBのマシン RTX 5090搭載PC、Radeon AI PRO R9700搭載PC。
同時に20人まで使う、またはgpt-oss 120B
96GBのマシン RTX PRO 6000搭載ワークステーション。gpt-oss 120BならRyzen AI Max+ 395ミニPCでも快適に動きます。
データを社外に置いてもよい
プライベートなGPUサーバーを借りる 自社でマシンを運用するHyperstackで、RTX A6000を1枚、1時間$0.50から借りられます。

構成案を依頼するチームについて教えていただければ、合う構成をメールでお送りします。

目次

構成の全体像

  • マシン1台。オフィスに置くPCまたは小型マシンです。大きさは、同時に使う人数で決まります(下の表)。Qwen3.8 27Bやgpt-oss 120Bなどのオープンモデルが動き、全員で共有するので、人が増えても料金は増えません。
  • 全員のためのチャット画面。各自がブラウザでプライベートなチャット画面にログインし、自分の会話を持ちます。よく使われるのはOpen WebUIです。vLLMやllama.cppのサーバーなどの実行環境が、1つのモデルで複数人に同時に答えます。
  • 社内ファイルから答える。契約書、マニュアル、メモを同じマシンでインデックス化するので、アシスタントがそれを探して引用できます。ファイルはそのマシンで読み込まれ、そこから出ません。
  • 置き場所。オフィス内か、自社でマシンを運用する事業者から借りるサーバーです。違いはデータを置く場所で比べています。

人数ごとに必要なマシン

チーム全体の人数ではなく、同時に使う人数で考えます。モデルは一度だけ読み込まれ、その時点で動いている会話ごとに、それぞれのコンテキストが加わります。8kコンテキストで、Qwen3.8 27Bは0.69GB、gpt-oss 120Bは0.31GBです。そのため、人数が少し増えても、必要なメモリはわずかしか増えません。

同時に使う人数必要なメモリ快適に動く最小のマシンレンタルなら
Qwen3.8 27B(日常用のアシスタント)
1人 18.0GB 24GB:RTX 4090搭載PC、RTX 3090搭載PC(中古)、Olares One $0.50/時間
5人 20.7GB 32GB:RTX 5090搭載PC、Radeon AI PRO R9700搭載PC $0.50/時間
10人 24.1GB 32GB:RTX 5090搭載PC、Radeon AI PRO R9700搭載PC $0.50/時間
20人 31.0GB 96GB:RTX PRO 6000搭載ワークステーション $0.50/時間
gpt-oss 120B(1台で動かせる最大級のオープンモデル)
1人 71.4GB 96GB:RTX PRO 6000搭載ワークステーション、Ryzen AI Max+ 395ミニPC $1.80/時間
5人 72.6GB 96GB:RTX PRO 6000搭載ワークステーション、Ryzen AI Max+ 395ミニPC $1.80/時間
10人 74.1GB 96GB:RTX PRO 6000搭載ワークステーション、Ryzen AI Max+ 395ミニPC $1.80/時間
20人 77.2GB 96GB:RTX PRO 6000搭載ワークステーション、Ryzen AI Max+ 395ミニPC $1.80/時間

快適に動くとは、余裕をもって収まり、1つの会話で25トークン/秒以上で答えることです。AI用パソコンの選び方ツールと同じ基準で、各マシンの速度はそちらで確認できます。対象は選び方ツールの14台で、ノートPCは除いています。チームのマシンは、オフィスで動かし続けるものだからです。レンタルは、自社でマシンを運用する事業者で同じ用途が快適に動く、いちばん安いGPU 1枚の料金です(オンデマンド、税抜き)。

購入先

  • RTX 4090搭載PC:いまは主に中古で売られています。中古のRTX 3090と同じ24GBで、メモリの読み出しは少し速めです。
  • RTX 3090搭載PC(中古):中古でしか買えません。支払う前に、販売元、ファン、保証を確認してください。
  • Olares One:Olares
  • RTX 5090搭載PC:NVIDIA Marketplace
  • Radeon AI PRO R9700搭載PC:AMDの販売店一覧
  • RTX PRO 6000搭載ワークステーション:NVIDIA Marketplace
  • Ryzen AI Max+ 395ミニPC:GMKtecGMKtec EUFrameworkMinisforumBeelinkCorsair

データを置く場所

  • オフィス内。マシンは自社のネットワークの中にあります。入力も、ファイルも、答えも社外に出ず、インターネットが止まってもアシスタントは動きます。
  • 借りるサーバー。自社でマシンを運用する事業者から、自分のチームだけが使うGPUサーバーを借ります。国内や希望の地域にサーバーがある事業者を選びましょう。データはそのマシンまで社外に出るため、事業者のログの扱いを層ごとの解説(英語)で確認してください。Qwen3.8 27Bを同時に10人で使うなら、HyperstackのRTX A6000 1枚で1時間$0.50から、止めずに使い続けると月に約$365です。gpt-oss 120Bなら、NebiusのRTX PRO 6000 1枚で1時間$1.80からです。料金は2026年10月19日に確認しました。

どちらにするかは、使う時間で決まります。見積もりの価格、チームが使う時間、電気料金を購入とレンタルの比較ツールに入れると、購入のほうが安くなる月がわかります。安くならない場合は、そう表示されます。

構成案を依頼する

チームについて教えてください。マシン、モデル、ソフトウェア、データを置く場所をまとめた構成案を、メールでお送りします。

チームの人数
使いたい用途
データを置いてよい場所
予算(ハードウェアを含む)

回答は構成案の作成にだけ使い、12か月後に削除します。お返事は日本語または英語でお送りします。 プライバシーポリシー(英語)

よくある質問

企業向けのプライベートAIとは?

チームがChatGPTのように使えるAIアシスタントを、自社が管理するマシンで動かすものです。入力した内容も、読み込ませたファイルも手元に残ります。Qwen3.8 27Bやgpt-oss 120Bなどのオープンモデルは、オフィスの1台で動きます。

1台のAIサーバーを何人で使える?

チームの人数ではなく、同時に使う人数で決まります。モデルは一度だけ読み込まれ、その時点で動いている会話ごとにコンテキストが加わります。Qwen3.8 27Bでは8kで0.69GBです。GPUが32GB使えるマシンなら同時に10人まで、96GBなら20人まで快適に動きます。

プライベートAIサーバーは借りたほうが安い?

週に数時間なら、たいていは借りたほうが安くなります。Qwen3.8 27Bを同時に10人で快適に使えるサーバーは、HyperstackのRTX A6000 1枚で1時間$0.50から(2026年10月19日確認)、止めずに使い続けると月に約$365です。購入したマシンは、時間あたりには電気代しかかかりません。購入のほうが安くなる月は、購入とレンタルの比較ツールで、価格、使う時間、電気料金から求められます。

  • メモリ:4ビット(Q4_K_M)のモデルの重み、会話ごとに8kのKVキャッシュ、実行環境のオーバーヘッドの合計です。ローカルLLM動作チェッカーと同じ計算式で、2026年11月3日に計算しました。会話が1つの場合の数値は、すべてAI用パソコンの選び方ツールと同じです。
  • マシン:メモリと速度は、各GPU・チップのGPUページのものです。ハードウェアの価格は載せていません。最新の価格は各ストアのページにあります。
  • 1時間あたりの料金:各事業者の料金表から2026年10月19日に確認したもので、クラウドGPUの料金ガイド(英語)と同じです。